ログ出力について
LightFileコマンドは次のログを出力します。
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実行ログ
実行中の情報やエラーメッセージを出力します。 - 標準出力
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ログファイル
message.log
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スタックトレース
予期しないエラーが発生した場合の詳細なデバッグ情報を出力します。 -
ログファイル
stacktrace.log
ログファイルは、所定のログディレクトリに出力され、ファイルサイズによってローテーションされます。
ログディレクトリの変更については、ディレクトリの変更を参照ください。
これらのログは、サポートを目的として暗号化されてアイデアマンズ株式会社のログサーバーにも送信されます。
ログを詳細にしたり逆に抑制するには
LightFileコマンドに--logging
コマンドラインオプションを指定することで、問題解決用の詳細なログを出力したり、逆に抑制することができます。
詳細なログを出力するには
不具合の原因調査をする場合、次のように--logging
オプションにdebug
を指定します。
$ lightfile --serial <シリアルコード> --logging debug --dir <対象ディレクトリ>
ログの出力を抑制するには
cronで定期的に実行する場合、LightFileの実行ログがシステムログにも出力されます。これを抑制する場合には、次のように--logging
オプションにquiet
を指定します。
$ lightfile --serial <シリアルコード> --logging quiet --dir <対象ディレクトリ>
標準出力(システムログ)へのログ出力を一切抑制します。
LightFile自体の実行ログファイルにはログが出力されます。あくまで標準出力(システムログ)のみ出力を抑制します。
ログローテーションを変更するには
LightFileのファイルログは、ローテーションにより古い世代のファイルが自動で削除されます。
デフォルトでログファイルは10MBまで自動で拡張され、5世代前までのバックアップを保持しますが、この設定は--logs-file-size
と--logs-file-backups
で変更することができます。
ログファイルが蓄積されていくと、ログディレクトリは例えば次のようにファイルリストをもつようになります。
$ ls -la /path/to/logs
drwxrwxr-x 2 user group 4096 Sep 9 22:21 .
drwxrwxr-x 5 user group 4096 Sep 3 17:28 ..
-rw-r--r-- 1 user group 3315787 Sep 9 22:23 message.log
-rw-r--r-- 1 user group 10485775 Sep 7 21:58 message.log.1
-rw-r--r-- 1 user group 10485769 Sep 5 22:33 message.log.2
-rw-r--r-- 1 user group 5320610 Sep 9 22:23 metrics.log
-rw-r--r-- 1 user group 10486082 Sep 9 22:21 metrics.log.1
-rw-r--r-- 1 user group 10485775 Sep 9 22:16 metrics.log.2
-rw-r--r-- 1 user group 10486907 Sep 5 22:43 metrics.log.3
-rw-r--r-- 1 user group 10486576 Sep 4 01:41 metrics.log.4
-rw-r--r-- 1 user group 10486850 Sep 4 00:46 metrics.log.5
-rw-r--r-- 1 user group 89530 Sep 7 22:02 stacktrace.log
ファイルサイズを5MBまで、バックアップ世代を10件まで変更するには次のようにLightFileコマンドを実行します。
$ lightfile --serial <シリアルコード> --dir <対象ディレクトリ> \
--logs-file-size 5MB --logs-file-backups 10
--logs-file-size
には、次の単位を指定することができます。
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バイト単位で指定
1024、1024Bなど -
キロバイト単位で指定
1024kb、1024KBなど -
メガバイト単位で指定
10mb、10MBなど